2005年回顧録3

ぼくの人妻お姉さん(LILITH

個人的に佳作認定。
「お姉さん」という言葉が適切かどうかは微妙なところだが、過剰に揉めたり暗くなったりせずひたすら年上!年上!年上!が堪能できるという点でかなり好印象。
2kゆえの短さ等は当然あるが、前の「姉孕みっくす」で反省したのかOHP紹介文通りの内容にひたすら純粋特化している。「姉孕みっくす2」も狙いを絞り込んでこの調子で作ってもらいたい。

優姉といっしょ(あねせん/unicorn-A)

実は優姉シナリオすらクリアしてない。(をぃ)
空気は嫌いでないのだけど時期的に忙しくてさらに風邪ひいたりしてなかなかプレイしている余裕が無かったのと、並行して始めたお嬢様組曲の方にはまってしまったことにより放置したままだった。
というわけでこれは保留。

お嬢様組曲(Symphony)

今年プレイしたゲームの中では一番馴染んだ作品。
「ドキドキまふまふお嬢様恋愛ADV」という肩書きで、吾輩が最近ことあるごとに(主に由佳里先輩抱き枕に)まふまふまふまふと言ってるのはこれの影響。
手違いでお嬢様学校に男が入学してしまうという舞台設定からしてはっちゃけすぎだが、おとボクよりもこちらの開き直った強引さの方が吾輩には快い。実際色々と色々と問題が出そうに思うのだけど、そうならずに許容されてしまう空気が表現されているとは感じる。


そして主人公は入学したての一年生なのにヒロイン6人中4人が同級生(しかも一人は飛び級で年下)で、攻略可能な先輩は2年と3年に一人ずつ。担任兼寮管理人の綾瀬さんが攻略できないというのは解せない。(T▽T)


シナリオはさして面白いものでもないのだけど王道&お約束という面で吾輩が「期待」していた通りの出来で、お嬢様先輩とドキドキまふまふな展開はツボであり本懐。特に香津美先輩はキャラ/シチュエーション共に弱点直撃。


しかし欠点も挙げればキリが無い。
お嬢様学校という設定のわりに主人公と「お嬢様の感覚」との剥離があまり前面に出てこないし、お嬢様性が「全学生お嬢様」ということに埋没してしまっている気はする。カリキュラムの特異性は話の装置として時々出てくるけれど、本筋にはさほど絡んでもいない。ただそれでも「ドキドキまふまふ」の前提としての世界観のまふまふ具合がお嬢様学校でなければ成立しない(いや完全に成立しているとも言わないけれど)という風にも感じるところではある。
最初の四月で各ルートへ完全に分岐し、以後「中/外」以外の選択肢もほとんど無く月単位でばしばし時間が飛ぶので全体にかなり短い。またイベント数自体も少なく話自体は定番とお約束なのでとりたてて面白くはないし各キャラルートに分岐して以降関係のないキャラはほとんど絡まないため横の繋がりも薄い。あとついでに誤字多い。
とまあそんなわけで、これを「良作」として人に勧めようとはあまり思えない。似たようなゲームとして話の出来・ボリュームでいえばおとボクの方が遥かに優っていると思う。


しかし、それでも吾輩としてはかなり好印象なのである。
えちぃシーンの量なんかではこちらの方が圧倒的に多い(というかおとボク少なすぎ)というのはさておいても、この潔いほどの設定がまず気に入ったし話もご都合と王道なりに快く纏めてあり、変な方向で引っ張ることが少ないように感じた。ボリュームに拘って話を無理矢理長引かせるより、ボリュームを犠牲にしてでもこうしてさくさく進めてドキドキまふまふに絞り込むというのは正しいと思う。
吾輩はどのみちスキップする共通部分を何度も通るより全部分けてこのくらいさっぱりしている方がいい。そして何よりも先輩方が属性直撃。
あと「乙女の恥じらい」システムが妙にツボに入った。無駄に「常に中/常に外」と選択肢抜きで一方に固定できたり*1反応を吐息・標準・興奮から選べて微妙に台詞も変わったりと中々発想が面白い。全キャラクリア後に解禁された「???」は半分ギャグのようにも思うけどw


そしてなにより、後の「けよりな」にも繋がるまふまふの連鎖を作り上げ、吾輩がなんだか毎日のように会長抱き枕にまふまふとか言ってるあたりで、単純な完成度は別として吾輩にとっては今年を代表する一本である。


以下各キャラ

  • 藤澤姫名子 まあ嫌いではない。
  • 望月司 3年のおしとやか先輩。だだ甘な進行が良い。
  • 有栖摩香津美 吾輩にとってこのゲームの存在意義の半分以上を占めるタカビー先輩。まふまふ前後の反応が非常に良い。
  • 白河沙絵 もう記憶に残ってない。(何)
  • 西九条小雪 病弱殺虫剤娘。まあ典型のひとつ。
  • 一ノ瀬舞鈴 ロリキャラは要らなひ。(をぃ)
  • 上原睦子 い ま ど き 縦 ロ ー ル か ! ?
  • 南裕理 非攻略…司先輩とセプテット丼が無かったのが心残りd(ry
  • 岩本綾瀬 この先生が非攻略ってなんでやねんっっ。



嗚呼まふまふ。


*1:吾輩は当然のように“中”で固定。