3機で十分ですか。

MBS 機動戦士ガンダムSEED DESTINY

PHASE-45「変革の序曲」

前略デス種

  1. 冒頭
    • さすがに時間が押しているためか、珍しく前回の回想が無かった。しかし何処へ避難してるのかしら。
      議長の「交渉できる相手ではない」という発言はもっともなのだが、そもそもジブリールの立場というか組織はいつの間に“連合とそれを意のままにするロゴス”から“ロゴスそのもの”に変わったのか。連合とロゴスの関係、月のレクイエム発射基地の所属や命令系統に関する説明が全然無いから戦争としての状況がさっぱり見えない。
  2. OP
    • アカツキのカットで立ってるのがカガリからフラガになってる。やはり以後はムゥが乗るのか。
  3. 黒いザク
    • これ誰の?遺作や痔とも関係無いようなのだけど、何の説明もなかったところを見ると黒いザクはごく普通に運用されていたのかしら。
      …と、後で気付いたがこれザクザクキャンペーンの入選作品なのか。それならば少し目立ってたのも納得。
  4. ミネルバ出撃
    • 月裏側の発射基地を急いで攻略せよという命令。シンとレイが陽動しルナマリアが単機で本部を強襲するらしい。まあその人選はさておき、最終拠点の基地を落とす作戦でMSがたった3機というのは戦術以前の問題ではなかろうか。
  5. シンとルナ
    • 前回悩みまくっていたのが嘘のようなやる気だけど、まあ目の前に切迫した問題がある以上ぐだぐだ悩まないのは良い。そして唐突にシンとルナの謎なぐるぐるラブシーン。
  6. 「敵は一隻だぞ、何故落とせん!」
    • 戦艦1隻とMS3機に負ける守備隊無能すぎ。そしてシンが普通にルナのフォローに回っているのだがこれだともう陽動の意味無いやん。
  7. ジブリール死亡
    • ルナが司令部破壊、シンがドック内を粉砕、レイがファンネルでジブリールの乗ったAA級らしき形状の戦艦を撃沈。結局陽動とか作戦の必要も無く普通に3機で基地壊滅してる始末。
      いやルナ側の場面で月面上に火線が入り乱れてたしタリアの「月艦隊も奮戦している」やレイの「シン、俺達は月艦隊の支援を!」という台詞からすると他にも援軍がいたようにも思えるのだが先の「敵は一隻だぞ」発言以後とくに説明も無いしミネルバと3機以外のザフト機が月面で戦闘している描写も皆無なのでやはり月の本拠地を真正面から三機で落としたものと思われる。個人能力に依存しすぎな戦術以前のアホ戦略を自らテレビで宣伝するとは…。もし友軍が一緒だったなら最低でも1カットくらい戦闘描写してください。
      あとジブリールの台詞聞く限りロゴスの目的は結局経済利益でなく単なる青き清浄なるブルコスだった。
  8. キラアス
    • あーもうまた禅問答ごっこしてますよ。('A`)
  9. 今週のバカガリ演説
    • 流れはもう「議長最高ー!」って感じだけどとりあえずうちは手下になる気は無いし、もし何かされたら困るからAAは情報収集しとけ。という話。
  10. ロアノーク一佐
    • ムゥは記憶戻らないままアカツキパイロットとして編入されカガリはお払い箱。残り少ないのに消化すべきイベントが残りすぎ。しかしカガリも精神コマンドはそれなりに充実してたのに。(をぃ)
  11. メイリン

しかしもう今回最終話でいいような気が。
まあ議長は黒幕なんだろうけど、少なくとも議長は一部戦略が駄目すぎることを除けば方針としてはここまですべて妥当なことしか指示してない。
ジブリールが普通にコーディネイター殲滅する気満々で戦争の元凶だったのは事実だし、ひとまず戦争する理由は無くなってめでたしめでたし。
 〜終了〜


「いや実際はそんな単純な問題じゃないんだ」と言いたいのだろうけど当のロゴスが構成といいやってることといいあまりにもつまらない組織なため、こんなものが存在している設定の時点で単純な問題にしかなりようがない。


で、どうしてもそのまま終了してしまいそうな世界で無理矢理問題提起をするキラとアスランの会話。

アス「ここは静かで平穏。何でこんな世界に居られないんだろう。」(素で戦争起こしたい人消えたし議長と何らかの対立が起きない限りひとまず平和だと思うが。)
キラ「それは夢があるから。悪く言うと欲望になるけどあーしたいとかこうなりたいとか皆思うからここにいられない。」(いや欲求がある限り無風でないのは分かるが、その上でどうするかに考えが向かなければ君らの言う議長プランを後押しするだけでは。)
アス「そして議長の言う世界にはそれが無い。」(だから議長はまだ全然そんなこと口に出してないのに。)
キラ「それはずっとここにいられるけどずっとここにいろってことで、確かにこんな戦争も起きないだろうけど。」
キラ「でも僕は…」( ま た そ の 台 詞 か 。 )
アス「俺も嫌だ。」(と思ったらアスランがばっさり斬ってくれた。)
キラ「これって我侭?」(嫌はともかく、お前ら平和の話はもういいのかと。)
アス「かもしれない。でもだからこそ長い時の中を人は今まで生きてきたんだろ。」(まあ欲求なくして人が動かないってのはたしかにそうだと思う。)
アス「難しいな。戦ってはいけないのか、戦わなきゃいけないのか。」(だからそれぞれに欲求がある中で戦わずに解決する方法を探すというのが全ての出発点だってば。)
キラ「みんなの夢が同じなんだったらいいのにね。」(いやそれはそれで管理社会と大差ないぞ。)
アス「(シンを回想しつつ)いやみんな同じなんだった。(どういう意味での「同じ」なのよ。全員の全ての欲求が対立しないなんてそれこそ完璧に計算した管理しないと無理だという今までの会話前提をいきなり全否定ですか?)
アス「でもそれを知らないんだ、俺たちはみんな。」(自分で分からないことを何故断定できるんだこの男はorz)

相変わらず具体的な話を何一つしようとしないので会話を捉えるだけでも骨が折れる。コーディネイターの頭って公式と計算プログラムを焼き付けてあるだけで論理中枢壊れてるんじゃないのか?(−−;
そもそも「ここにいないと平穏を維持できない」というわけでもないというかそこで「戦争を起こさずに解決する方法を模索する」のが平和探求の原点なのだけど、平和への道は「わからない。」の一言で終了して後は内輪でわいわい議長否定。まあ議長が変なこと考えてるのは事実なんだろうけどここまで特に何もおかしなことしてないから本気で言いがかりにしか見えない。
嗚呼しかしもうどうでもいいや。


あと今更だがストフリのCMはかなり的確に表現してる気がする
キラ「何故戦いはなくならないの?僕は何と戦えばいいの?
ス ト ラ イ ク フ リ ー ダ ム 行 き ま す ! 」
シン「…あんたって人はーっ!」
そりゃシン君もぶち切れるよね。分からないのに行くなよ頼むから