変身ではなく

待ち合わせの場所と時間に関するやり取りをしていて改めて思ったが、吾輩は返信が苦手である。
むしろメールそのものが苦手であると言ってもいい。
もっと言えば掲示板の書き込みも苦手である。
メッセージを一通送信しようとして、文を作成し体裁を整えるだけでまず1時間はかかる。
そしてそうやって書いたうち約七割は結局送信せずに破棄してしまう。


吾輩はわりと言葉にこだわる人間である。
ら抜き言葉はもちろん、それこそ同人ゲームでメイドさんの台詞が二重敬語になっているのさえストレスになって投げるくらい。(「あなたを犯人です」と散々ネタにされた誤植より、この部分の方が吾輩は遥かに気に入らない。)
それ散るでは使ってたのがサブキャラの小学生だったから子供のやることだと大目に見たけれど、えろげテキストではさほど珍しくもないというのが残念なところではある。むしろら抜き言葉は堅物キャラとかお嬢様キャラでない限りは台詞に入ってても流せるようになった。


ともかく吾輩はそのように偏屈なので、当然吾輩ごときの文章ではどれだけ推敲を重ねても我慢ならないことが多いのである。
それでも書き込みをしたりメールを送信したりしているのは、なんとか文章が送信しても良いかと思えるくらいの許容範囲に入ったか、或いはその不満を抑えてでも送信すべきという必要に迫られた結果である。


そして「返信に否が応でも時間がかかる」→「時間が経つ」→「尚更送りにくくなる」という定番コンボにより返信が滞る。それと比べれば、文章全体の構成を考えなくてよいだけ吾輩にとってインスタントメッセンジャーはまだ使いやすい。まあ結局一文一文で思案するため多人数のチャットではやはり滅多に発言しないのだけど。
日記にしても更新のため妥協を重ねてだましだまし運用しているわけで、更新が滞っていた理由は不満であり更新できた理由は諦めである。


とにかく吾輩のやることは遅い。諦めが悪い。
その煽りを一番受けてたのは組長とか明日坊だろうなぁと思いつつ、まあそれが吾輩なのでそうそうどうにもならないとやや開き直ってる面もあり。


で、それをこうして書く理由はというと、まあいろいろあるけど何かしらの変化がないかという実験の一環。