Lovers

Yぽんと「機動戦士ZガンダムII〜恋人たち〜」を観に行く。
公開二週目で、強引に平日の昼間を空けたこともあってかなりすいていた。


今回はフォウとカミーユの物語が主軸。
例によって新旧映像の混ざることについては慣れたためもあるのか第一部に比べて違和感が少ない。また「シンデレラ・フォウ」のもっとも大事な部分を敢えて差し替えずに通したのは監督の拘りであろう。そしてフォウを巡る予想外の展開に愕然しつつも、声の違いは意外なほど気にならなかった。ヘンケン艦長の奮闘なども含めて、タイトルの通りまさに“恋人たち”が肝になっている。ジェリドやシロッコ周りは尺の問題かさすがに分かりづらかったが。


そしてMS戦闘は相変わらずのクオリティで、サイコガンダムの迫力が良い。前に続いてギャプランはかっこいいし、ガブスレイ見ているとまたエゥーゴVSティターンズをやりたくなってくる。公開中だしあまり細かく書くわけにもいかないが、まず戦闘シーンのために観ても損はしない出来だと思う。
結局第II部はアクシズ接触したところで終了。そこの演出もまた面白いのだが、まあここは敢えて言うまい。


全体の話としてはかなり駆け足で、元から大筋を知らないと分かりにくいと思う。第二部はプロローグもほとんどなしですぐに本編が始まったし、やはり第一部観ていることが前提なのかしら。Z知らない人が二部だけ観ても話は掴めないような気がする。その点でファーストの劇場三部作はかなり分かりやすくまとまっていたのか。
また今回は転換となる場面が多かったためか原作と異なる部分が色々と目立ち、元々時間が少ないことを含めて第III部でどう動かしていくつもりなのかは非常に興味深い。そういえば散々ネタにされていたジェリドの「汚名挽回」も「汚名返上」に修正されているw


最終的に、この映画がパンフレットに書いてある「恋愛映画」として成功しているかどうかはともかくとして、『恋人たち』というタイトルには相応しい出来だと思えた。
それこそこれを観て帰宅した後、自室に戻るや否やベッドに直行し由佳里先輩抱き枕にまふまふ組み付いて接吻してしまったほどに。