薙刀撫子

KBS京都 Canvas2 〜虹色のスケッチ〜

第15話「藍色のプレッシャー」

今回は理事長代理鷺ノ宮紗綾先生話っっっ!!
部長さえ出ているOP〆の集合図やEDにも出ていないという不遇の扱いだった紗綾先生が遂にメインで登場。(T▽T)
冒頭から悠先生も度々登場するお姉さま進行で、朋子の家へ遊びに行ったエリス不在フラグにより理事長代理とお食事イベントに突入。紗綾先生がワインで酔って倒れ掛けたうえ車内ですぐ眠ってしまい家の場所を訊けなかったために、車載カーナビの情報から割り出して送り届ける主人公…浩樹の阿呆ッッッ!
そこは家が分からないからこれ幸いと仕方なく自宅へお持ち帰りに決まっておろうがぁぁぁっっ!!
まあ紗綾先生はその後の別れ際の笑顔が殺人的に可愛かったので許す。(何)


ちびキャラのアイキャッチを挟んで後半、「美人で大人っぽくてお淑やかな理事長代理とディナー」の件についてエリスや霧に詰られたのはまあ些細な問題だろう。
そしてかなりお約束な会議での理事長代理突き上げと主人公フォローという流れはまあいいとして、主人公のこの発言内容はさすがに説得力が薄い。第一に理念を押す理事長代理からは出にくい経営へのメリットの側面を補足する位のことはしても良かったのではなかろうか。
それから紗綾先生が理事長である藍と電話で会話しているシーンがあったのだけど、ここに結構違和感があった。声は悠先生も百合奈先輩も恋たんも原作とは違うので捨て置くけれど、藍の砕けすぎた口調がどうにも不自然。前作「Canvas」での藍の台詞は紗綾先生と同様にお嬢様言葉だし、それは親友の恋や主人公に対しても最後まで変わらなかった。紗綾、藍ともに攻略ルートのEDでもそれは変わっていないし、妹に対するものである紗綾の言葉はともかく、あの藍がそれも年上で姉である紗綾に対して「安心したわ。」「分かった。色々大変だろうけど〜」という言葉を使うのには馴染めない。原作(前作)の流れだと「安心しましたわ。」「分かりました。色々大変でしょうけれど〜」くらいにはなると思う。
あとなにげにカラオケシーンで歌ってる演歌っぽい曲の歌詞が「萌える秋葉原の夜〜♪」なのは地味に面白かった。


今回は不満点もいくつか出てきたものの、それを補って余りあるほど紗綾先生が可憐だったので良しとする。