ご奉仕
- 出版社/メーカー: Tinker Bell
- 発売日: 2006/01/20
- メディア: CD-ROM
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総受けゲーというのに加えて、何より吾輩は従姉のステラ姉さまが物凄い勢いでツボにはまったというのが理由として一番大きい。
構成自体は非常にシンプルで、朝と夜に日ごとの固定イベントがあるけれど基本的に日付と無関係な昼の移動選択と派生選択肢のイベントによるフラグを積み立てていくのがメインの模様。姉さまは移動後の選択肢で通常イベントといじられイベントに分岐。ステラ姉さまの通常フラグ一直線で進めると13日目くらいで姉さまの通常ルートに突入し、最後の選択肢でさらに分岐するもののどちらも短い。
一周のボリュームは妙に少なく感じたがいじられルートもあるし、並行してヘンリエッタさんのフラグも立てるとさらに別の複合ルートが登場するようなので繰り返しプレイが前提なのだろう。それでも全体のボリュームは少なめになりそうなのだけど、お姉ちゃんの嫉妬とデコピンの二重奏がかなり効いたので吾輩としてはこの時点でかなり好印象。そして通常ルートでもやはり主人公受けは不動なのが良い。
しかしそんな中でひとつ大きな不満だったのは、体験版のときから分かっていたことだけどメイドさんの言葉遣い。まだら抜き言葉なら、いちいち気にはなるもののそういう言葉が流通している描写*1として割り切ることにも慣れたが、厳しい良家のお嬢様やそこに仕えるメイドさんが平然と「おっしゃられる」のような二重敬語を使うとげんなりしてしまう。メイド長的立場のヘンリエッタさんさえその調子で、まあシナリオライターは必ずしも小説書きというわけではないのでそこまで求めるのは贅沢というものなのやもしれないが引いてしまう面はある。
ただそれでも主人公が(表向き)使用人ゆえにそういった言葉の出る回数が少ないのは救いで、特に姉さまはどちらにしても目上のお姉ちゃんなのでそんなものの入り込む余地も無くバカノエルイヌノエルトンマノエルスケベノエルと罵倒された挙句デコピン(ときどき拳骨)に至るこの流れこそが即ち本懐っっっっっっっっっ!!
とまあそんなわけで不満はあれどステラ姉さまの威力によりクリティカルヒットのチェーンコンボ継続中。