やっちゃいけなかったんだ

KBS京都 夜明け前より瑠璃色な

第04話「戦う!お姫様」

3話に比べて作画こそ復調してたけど話の酷さが目についた、というか製作の方針がまったくもって謎。
姫様にどうでもいいオリジナルキャラを持ち上げる台詞を喋らせるのが鼻につくのは吾輩の穿ちすぎかもしれないが、それより今回明らかになった家庭環境の変更がまずきつい。当初から設定変更は色々あったしそれは話を動かしやすくする範囲ではあってもいいと思うが、キャラの人格形成に関わっている部分を下手に弄ったらそれはもはや別人になってしまうのではなかろうか。
そして姫様の暴れっぷりも単体のネタとしてはともかく、原作のキャラ設定で重要なファクターのひとつであった「月王国の姫としての鉄壁の自律と自覚」という部分を考えるとこんな暴走の仕方をしてはいけなかったし元のキャラクター設定そのものを台無しにしてしまっていると思う。キャラクターの運用において大切なのは「お姫様」とか「お嬢様」だとかいった外向きの立場ではなくその立場においてどのように考え行動する人格を持っているかだというのに、キャラゲーのアニメでキャラそのものを崩してしまっていったい何がしたいのか。