全体として悪くはないのだが

KBS京都 乙女はお姉さまに恋してる

第04話「開かずの扉の眠り姫」

高島一子登場回。
しかし一子はOP動画の中であまりにも幽霊ということだけをアピールしすぎて一人だけ浮いてる。曲のサビ前のカットで立ち位置や性格に相応しくまりやと下級生組が瑞穂に飛びつき会長と紫苑さまの顔が思わせぶりに横切る中、一子がうらめしやポーズをとったままただまっすぐ奥から前方に迫ってくるのは不気味でさえある。
それで肝心のアニメ本編についてはゴトゥーザ様声で畳み掛けられると吾輩はどうしても一子というより「雪村の辞書だと、ストーカーという文字は恋する乙女と読みます。」を連想してしまうのだけど、それでも原作と比べて大きな違和感は感じなかった。


むしろ違和感が大きくなってきたのは会長こと貴子さんの方。
原作において貴子さんは高Lvお嬢様であることともに品行方正四角四面要因と会長職という立場に縛られて責任感と意志の強さからまりやのちょっかいや瑞穂きゅんと対立することになるものの本来的にはかなりおとなしい人物であり内面的には深窓の令嬢系統に近いものがあったはずなのに、どうもこのアニメにおける演技は外形的に似ている「タカビーツンデレお嬢様」の古典的一般論イメージに寄りすぎているきらいがあると思う。


あと、ある程度自分で制御できるゲームならまだしもただ観ているしかないアニメで奏の「なのですよ」語尾をあのペースで連発されると地味にちょっと疲れる。(−−;