攻撃判定付き地雷カレー

DSi買ったといったら旧友が「蒼月の十字架」を貸してくれた。
昔PSでやってた「月下の夜想曲」直系のようなシステムで、レベルと装備の概念に加えて回復アイテムがある分ぬるめ。しかしやはりボス戦では死にながらパタンを覚えて攻略を確立していけるのでやってて面白くはある。


(暁月はやったことないけど)ほとんどの装備が剣だった月下と比べると、蒼月は間合いや振りの速さなど一長一短のある各武器系統それぞれで武器を強化していけるぶん選択の余地が広がっていていいと思う。吾輩はヒットアンドアウェイの間合いと威力の兼ね合いで、通常武器ではほとんど槍を使っていた。出も遅くないし強化用ソウルも順当に手に入りやすい。ただボス戦には少々攻撃力不足で、罪人の塔のゲーゴスで詰まったあたりから斧も引っ張り出して対ボス用として使っていた。
遠距離武器も歩きながら硬直なしで撃てて敵を貫通する直線投擲系と、立ち止まるかわりに着弾が早く連射のきく拳銃系を状況によって使い分けられる。
そしてバレットソウルは序盤に入手したアックスアーマー(斧投げ)がずっと主力。考えてみると月下でも吾輩はサブウェポンにはほとんど斧を装備していた気がする。やはりアクションゲームにおいて上方=飛んでる敵を攻撃できる武器というのは重要だと思う。特にコレはでかい相手には多段ヒットするのでなおさら。
しかし月下と同じく、全体に難度が装備とソウルにかなり左右されると思う。持続してる限りラスボスの取り巻きをほぼすべて無力化できるデス様ソウルとか強すぎ。あとバックステップとスライディングが連打できなくなった仕様は妥当な調整だと思う*1のだけど、蝙蝠があるなら進行調整上の問題は無いはずのハイジャンプ取得がやたら遅すぎる感がある。


ノーマルクリア後はユリウス・ベルモンドが使えるユリウスモードもやってみた。
ユリウスは射程の長い鞭がそこそこの早さで打てるので気持ちいい。アルカードとヨーコを仲間にした後は任意に切り替えられ、アルカードは当然ながら月下に比べると性能落ちてて便利技がほとんど使えなくなっているもののそれぞれ一長一短あって良い。リヒターモード同様メニューが開けず回復アイテムも使えないけど、そのぶん緊張感があるしむしろ本編より愉しい気もする。
しかしユリウスモードのアバドンは辛すぎ。特定のソウルか武器があればイナゴを余裕で撃ち落とせる蒼真と違って迎撃手段に乏しく、正面からのイナゴでさえ鞭展開しても時々引っかかってよろけ→イナゴ多段ヒットで半分以上減らされるし、上から広域に降り注ぐ攻撃の対処が難しくてかなり困った。ユリウスのしょぼいアッパーも滞空調整に駆使しつつそれをなんとか撃破した後のユリウスモード専用ラスボスは、やっぱり何回か死につつも対応確立がアバドンよりはるかに楽だったので最終的にノーダメ撃破でクリア。


ガンダム以外のアクションゲームらしいアクションゲームは久々なのもあって、全体に面白かった。ただ魔封陣システムで戦闘後咄嗟にタッチペン使わせるのは携帯機としては難点でもあると思う。そしてこれやってて思ったけどDSiって全ボタン使うアクションゲームやる前提で考えると小さすぎるためか微妙に持ちにくい。人差し指を両方LRに添えると前面の支えが親指だけになるので、吾輩は左の人差し指を画面の前に持ってきがち。
それとこのゲームで一番怖いというか気持ち悪いのは敵ではなく、目玉だけが動いて主人公の方を見てる壁の絵だと思う。何もしてこないけど倒せないという得体の知れなさは結構性質が悪いw


あと印象に残ったソウル。

チュパカブラ
舌を伸ばして攻撃する。主人公が。グリリバ声の主人公が。
・プロセルピナ
悪魔メイドによる体力吸収掃除機。魔女とかのスカートを吸うとスカートを押さえる芸コマぶりに加えて「いやーんっ」と専用ボイスまでついてたりするw
・スケルトンボーイ
攻撃判定のあるカレーライスを投げる。ネタっぽいけど一定時間地面に残り多段ヒットするので相手によっては結構効果的。レベルが上がるとカレーの内容が豪華(判定大)になり、最終的にはナン付きの本格カレーセットに変わるw


*1:月下のタイムアタック動画とかでも普通に歩かず後ろ向いてバクステ連打は日常茶飯事。