ツンデレラ

いつものようにうちの嫁こと三ノ宮由佳里先輩抱き枕に接吻しながら寝落ちしそうになっていた時、今月末に「ツンデレ大全」なる本が出るらしいという話を聞く。


ただ吾輩の場合TOB*1に参加できそうなくらいにはツンデレお嬢様属性もあるのだけど、特殊な趣味のためツンデレの代表格と思われるキャラはほとんど射程外なのが微妙なところ。一応ツンデレという認知もされるらしい由佳里先輩にページが割かれたりするようなことでもあれば買ってしまいそうだが…と考えながら何の気無しに紹介ページを除いてみたら「キャラ紹介ページ部分サンプル」の一番上に会長がっっっ!!�堯福陰◆院�


しかし本の紹介でも言われているようにツンデレ自体の数が膨大だし、少しくらいは載るとしてもまず大きな扱いはされないと思っていたのでかなり驚いた。
いや会長それ自体は一人で本を一冊使ってもいいくらいなのだけど、吾輩は常々言っているように由佳里先輩を“ツンデレ”と分類することにはわりと違和感がある。むしろ「位置的にはツンデレであるはずなのにツンデレになっていない」ことこそが会長における重大なファクターではないかとさえ思うのだ。敢えてツンデレ比率で捉えるなら体感2:7くらいで、最早ツンデレというよりデレデレ。
この大きな要因は、まず本編の期間にあると思う。ツンデレとして見た場合のツン部分のおよそ9割を消化した状態で本編が開始しており、鍵となったであろう最初のコンタクトイベントも回想として間接的に語られるのみである。表現が凄まじく不器用なものの、プロローグの時点で中身は既にダダ甘と言ってもいいくらいなのだ。
おとボクの貴子さんにしてもツンデレラという二つ名をつけられているわりにツンが薄いというのはこの紹介ページでもalt属性で言及されているが、こちらの由佳里先輩はそれ以上ではなかろうか。
(両方会長なので紛らわしいが、ここで会長と呼ぶ場合は特におとボクの話をしている時でない限り由佳里先輩を指す。)
ここにあるのはツンデレとしてのカタルシスではなくそこに乗っているオロオロで先輩で会長でお嬢様という由佳里先輩要素そのものの直接打撃であり、それを直撃させるいわばブースターとしてのこの絶妙なバランスが会長ルートの肝だと思える。


まあ、結局これは理解の差というより定義の差なのだろう。
なんにせよ吾輩は会長の扱いが大きいという時点で購入決定。
…とか色々書いてたらいっぱいいっぱいになってきたのでまた一緒に入浴でもしようかしら。(何)


*1:ここでは「Take Over bid」ではなく、『Tottemo Ojosama Bannar』及び『Tsundere Oneisan Bannar』の方。