2005年回顧録5

冬コミ一日目だが年末進行の中行けるわけもなく、今年のまとめ。

はぴねす!ういんどみる

吾輩は裕羅さまが出てるということで声買いしたゲーム。


ゲーム自体の感想として最初に来るのはなんと言っても一々入る魔法エフェクトと詠唱がどうにもうざったく感じることである。これは魔法バトルそのものがあまり面白くないということとも関わる。
特に超常バトルの凌ぎ合いは何やってるのかわからないというか力関係が設定の問題でしかなくて、全力攻撃を防げるボスをその場で圧倒する手段は「不意打ち・仕込み技」「同レベルの強いキャラが助っ人で登場」「覚醒or本気(集中)or協力によりもっと強い力を出し切る」というあたりになることが多い。
強いキャラは真打登場or決着先延ばしであり、覚醒・本気は半分イヤボーンのようなものでつまるところ気分(シナリオの“流れ”)で勝つというだけの話になってしまう。そして残る鍵となる仕込み(これは本気とも絡むが)については、その肝心の手段が「魔法」という能力制限がプレイヤーによく分からない世界なので、搦め手魔法が新しく出てきても「はぁ、そうですか。」になってしまうのがネックとなる。
そんなわけでゲームの重要な要素であるはず(わざわざそれぞれの魔法エフェクトが用意されているくらいだし)の魔法バトルに馴染めなかったため退屈な面が大きい。
そんな中で主人公は素養はあるけど魔法捨てた身でほとんど全編通して戦闘では役立たずなのだが、この点はむしろ「主人公は特に修行もしてない学生だったのに秘められた力が決定的すぎて覚醒させただけで最強ヒーローになり敵をかっこよく撃破」とかいうことをしなかっただけ安心した。


ただキャラ面ではさほど悪くない。攻略ヒロインは男の準にキャラで完全に負けているとはいえベタベタなやりとりは良いし、裕羅さま先輩とタマちゃんは面白い。
しかしそれでもシナリオ構成は戦闘が微妙なのもあっていまひとつな感が残るし、音羽ママンや鈴莉先生が非攻略なのにがっくり。ういんどみる結い橋のときFDでママンを攻略できた実績があるのでそちらに期待したいのだけどorz
巷の話題を攫った渡良瀬準(男)はただ可愛い格好が好きで女装しているだけの相川縁や女のフリしてても行動原理が完全に男の子な宮小路瑞穂なんかと違って、内面まで完全に女の子として通しているのは確かに強烈だった。ママン勢のお陰で何とか持ちこたえたけれど。(何)


以下各キャラ

  • 神坂春姫 終盤のラブラブ天驚拳に噴いた。でもそれだけ。
  • 柊杏璃 定番の勝ち気ツインは結構好き。
  • 高峰小雪 裕羅さまという時点で防御無視ダメージなのに属性効果まで加算されて凄いことに。
  • 小日向すもも なにげに嫉妬イベントが多くて微妙に黒い。
  • 小日向音羽 ママン萌え。プレイ後は小雪先輩より上位に来る始末。
  • 御薙鈴莉 音羽ママンと双璧。
  • 式守伊吹 ちびっこは(ry
  • 上条沙耶 同級生だが妹キャラだからか馴染みにくい。(何)
  • 渡良瀬準 他のヒロイン全部がキャラ喰われてるくらい強烈。抱き枕が作られるのも解る。
  • 高溝八輔 とりあえず定番な駄目担当キャラ。愛嬌キャラっぽいのだがいなくても話にほとんど影響は無いしひたすらバカにされるだけでいいところも無いに等しい主人公引き立て役。
  • 上条信哉 半分くらいはネタだが存在意義が確立されているからまだいいか。



あと、環境設定の「ウィンドウを最小化させた時、タイトルを“メモ帳”に偽装する」という項目には笑ったw