雛鳥のインプリンティング

「アルシャーク?太陽戦隊サンバルカンの?」
『それは……バルシャーク……(ガクッ)』

というわけで微妙なきっかけによりX68情報誌「Oh!X」のゲーム記事をふと思い出した。この雑誌の内容は今でも色々と印象に残っている。
吾輩はアルシャーク自体はやったこと無いのもあって、アルシャークと聞くと「Oh!X」のレビューで読んだこのテキストを本来の中身より先に連想してしまう罠。


イース3のアドル・クリスティン従兄弟の友人の(正確に覚えてないので中略)の親戚の近所に住んでいるという冒険者マドル・リステリン*1を主人公にした攻略記事ではチェスター(アドルの旅仲間ドギの友人にしてエレナの兄で、事情によりアドルの調査を妨害しようとする)に見つかって包囲され崖に追い詰められるシーンで、

チェスター『小僧、何か言い残すことはあるか?』
マドル「 妹 さ ん を 僕 に く だ さ い ! 」
チェスター『…突き落とせ。』

というアレな会話が挿入されたり。


主人公にデフォルトネームが無かったルーンワースの記事では自分で名前をつけてプレイしており、襲われているミリムを助けるときの口上で思い切り「俺はナチュレ!雪印ナチュレだ。」と叫んでる画面写真に思い切り噴いた憶えがある。
ネタだけではなく内容について真面目な攻略もしていたのだけどこんなノリのレビューが目白押し。嗚呼あの頃のOh!Xの記事のクオリティは色々と凄かった。


あとこの雑誌の読者コーナーでは葉書投稿でX68ユーザー姉弟の日常を綴った4コマをほぼ毎月送っている人がいて、やはり姉は傍若無人なものだとか弟は弟で望んでいた静かな環境より姉が帰ってきて横で沙羅曼蛇やって騒いでる方がプログラムが捗るとか姉と弟のお約束なパターンが認知できるほど長いこと続いていたし、あくまで一読者の投稿なのに結構よくできていた憶えがある。そしてそういう話の内容を一々記憶しているあたり、今にして思うと当時小学生だった吾輩に色々刷り込んでいた雑誌なのやもしれない。


*1:なにげに今「マドル・リステリン」でぐぐると数件ヒットするのが驚き。当時はよく分かっていなかったけれどあのレビュー書いてたのは西川善司氏だったらしい。