総受けの地平

地図のポイントが余ってたので、今更これを収録特典目当てに購入。
SELECTION部分は当時(吾輩の属性的に)主だったところのソフトが既に一通りプレイ済みだったし総受けゲーということで目に付いてはいながらも紹介文から年上キャラがいないと思って二種警戒状態のまま見送っていたのだけど、改めて確認したらそうでもないようなので安かったこともあって買ってみた。直接かつ最大の原因はやはり去年のフキアネとかカノギとか姫箱とか巫女姉さまとかそのあたりでみやま零チェーンコンボを喰らったことだったりするのだがw
そしてまあ内容は「相次ぐ延長にも関わらず、ずっと期待してくれた皆さんの気持ちをなんとか汲みたいということで、ある素材で編集・制作し特典として収録したものです。」と書いてあるだけにやはり短くて分岐も無いに等しい。ただ年上のお姉さんも入っていたし、短いながらもその間合いで総受けを強引に直球で押し込むのはさすがLilithお家芸だと思う。*1
実験的に搭載されたらしいプロトタイプデジアニメ部分はわりと滑らかに動いているのが面白い。顔の各パーツが独立して移動している感じはやや気になるけど、どのみち二年前の製作なので今はまた違うか。
しかし最早吾輩の中ではみやま零=総受けゲーというイメージが完全に固定されてしまっているほど総受けゲーだらけで、ライター表記が無いからよく分からないLilithはともかく元長ゲーの側面も強いプリンセスブライドでさえ完全に針振り切れているあたりが凄い。


……とか思っていたら丁度、みやま氏*2のブログでさらに思いがけないコメントが目に留まった。
http://blog.livedoor.jp/miyama0/archives/50048370.html

その辺りはコラムの本文に軽く譲るとして、さいろー氏とは実はカノギの企画段階の頃からの親交になります。
当初、大まかなプロットの段階で、シナリオはさいろー氏に依頼する予定だったのです。

な、なんだってーー!!AA略


ここでJ・さいろーの名前が出てくるとやはり吾輩としてはあの凄絶な総受けゲー*3だった「ろーでび」とか、先月再版が出てまさにここで言及されている「SweetSweetSister」*4を連想してしまうわけで、総受けゲーの大家(個人的に認定)がさらに絡む計画だったというのは実に恐ろしい。
……とここまで書いて気付いたけどそもそも総受けゲーって言葉自体があまり一般的でないというか普通は「総受け」というとBL用語であり、これをえろげの主人公に転用してるのは微妙に異端のような気もする。「総受けゲー」でぐぐるとここが一番上になってしまうくらいだし。吾輩がえろげ文法において「主人公総受け」という言葉を明確に認知したのは、たしか「教えてあげちゃう」製作発表時にとらぶのOHPでこの主人公は総受けで云々と言っていた*5のがきっかけだったと思う。


まあ単語のことはさておき。
無論単純に総受けだけで括れるものではないし、J・さいろーでいえばえろげだけでもフォーチュンクッキーとか色々なのを書いているのだけど、この絡みで何か一緒にやってみようという意欲があるらしい、となるとどうしても総受けゲーという方向に目が向かざるを得ない。
なんか結局文章として全然まとまってないが、ともかくカノギもろーでびも好きな吾輩としてはこの組み合わせはそのくらい衝撃的な話だった。これが最終的にどういう形となるにせよかなり気になるところではある。


あとこのあたりを語りだすと吾輩の姉属性と総受け趣味の相姦相関関係についても考える必要があるのだけど言葉として構築しようとすると長くなりそうなのでひとまず割愛。(何)


*1:でも「姉☆孕みっくす1」に関してはその点で少し不満があった。

*2:なお文中で他の部分がすべて呼び捨てなのは、個人としてではなくクリエイターとしての認知で言及しているから。と一応補足。

*3:ショタゲーに片足突っ込んでた気もするが、まあこたりょーのことといい、いじケアのノエルくんといい、総受けゲーとしては半ば宿命w

*4:初版がすぐ絶版になったため吾輩は散々探し回った末なんとか無殿に見つけてきてもらった。

*5:しかし「教えてあげちゃう」自体は総受け度合いとしては結構微妙。