ガラス越しにセンチメンタル

Which do you choose?(UNDER17

えらく長いこと放置してたので、特に脈絡もなくこの歌の話でも。
一世を風靡したUNDER17の曲で、Miklyway2のFD「てりるのクリスマスBOX」の主題歌。店頭でなんとなく衝動買いしたらあっという間に値崩れしたのが記憶に残っている。
これは別に特別最近気付いたというわけでもないのだけどなんとなく今検索してみてもこれについて書いてるのがあまり見当たらなかったのと、さすがに今ならあまりネタバレを気にすることもなかろうと思うので書いてみる。


第一印象として、この歌はモモーイにしてはやや珍しくおとなしいというか切ない曲調で、OPの1番を聞いてただけの段階ではただただ直球でひたすら一途な想いを綴っているのだという程度に思っていた。

何がいいことなの 何が悪いことなの
君と出会ってからは ときどき分からなくなる
愛を 目に見えない触れられないものというなら
今 恋しくて泣き出したいこの気持ちは
Which do you like? 誰に話しても
Which do you like? たぶん分からない
Which do you like? そんなことどうだっていい
Which do you like? 君を見ていたい
Which do you like? 君に伝えたい
Which do you like? それだけがボクの永遠



まあ既にその時点で結構好きな歌だったのだけど、しばらく後にフルコーラスで2番目の歌詞を聴いたときに、吾輩の中で驚きとともにイメージがさらに劇的に転換した。

とっさに君のことクローゼットに隠した
暗くて狭かったね 本当にごめんね
何を そこまでして守ろうとしてるんだろう
ああ いつだってガラス越し触れられない



ああそういうことか。
一瞬小動物かなにかかと思ったものの、この最後のフレーズでやっと1番も含めて全部の意味が理解できたとともに、この2番の歌詞が露骨すぎるほど露骨な内容になってることをようやく把握した。おとなしいどころかものすごいコースにものすごい剛速球を、切ない歌にしてさらっと放り込んでることには感服せざるを得ない。


あと、そのガラスを超越する枕の存在はそれにつけてもすさまじいものだなぁと改めて思う、のだった。