実は熱烈な九条支持者

この機に告白してみる。


諸君、吾輩は九条が好きだ。
諸君、吾輩は九条が好きだ。
諸君、吾輩は九条が大好きだ。




念のために言うけどもちろん
プリキュアでは黒や白よりシャイニールミナスこと九条ひかりが好きだとか、
ソレスタルビーイングのスメラギさんことリーサ九条がお姉さんかわいいとか、
鉄のラインバレルの九条美海抱き枕カバーが欲しいとかいう話ではなく、
日本が生んだ、先進国の中で類を見ないほど前進的に平和実現を謳った条文である第9条の話。




吾輩は他の条文も好きだけど、一番はやはり九条。
この九条こそが根幹であり、ぶっちゃけ九条があれば他の条文はなくても大丈夫だとさえ思っている。
結構な時間が経った今となっては当時の理念が十分に伝わっていないためか、最近はこの素晴らしさをよく知らない人が多いようなのが非常に残念だ。




……え?エイプリルフール?
いやいつも言ってるけど吾輩は嘘をつくのが観念的に好きじゃないのでエイプリルフールだろうとあまり嘘はつかない。


吾輩は腕時計を右腕にはめているようなひねくれ者であり、むしろこういうときにこそあえて本当のことを言う。繰り返すけれどこれは紛れもなく本心である。




たしかになにやら巷では、この条文には現実的に色々と問題があると批判している人もいるようではある。
しかし、これほど力強い平和への意思と明瞭なプロセスを凝縮して示している条文を吾輩は他に知らない。




今現在だって平和を脅かされている人が大勢いる。


これを実行するのは難しいことで、怖いかもしれないけど、しかし勇気をもって踏み出せばそういう人たちを救うことだって可能なのがこの9条であろうと、吾輩は信じる。




9条を運用されると都合が悪い人たちなんかは、色々なことを言って激しく抵抗するかもしれない。
しかし些細な問題点には目を瞑り、リスクを受け入れてでも9条の理想を実現することは、ひとつの方法ではあると思うのだ。




目の前の困難に妥協せず、これを正しく運用できるようになれば、平和を守るための実効力になることは明白だ。平和こそが大事なら、このようにやや極端に見えてもそのための意志を貫くことは必ずしも間違いとはいえまい。




この理念を正しく達成し実行できれば平和になるということは、子供の目にだって明らかだろう。
現に吾輩は子供のころこれを見て、確かに子供心にいくらかの疑念は抱えつつも、やはりその確固たる意思と力強さに憧れる気持ちのほうがはるかに強かった。




その素直な気持ちを否定できるわけがない。




そういう意味で、やはり吾輩は、わき目も振らず平和を追求し平和を守るプロセスを謳った九条が大好きだと言わざるを得ない。

























…………対バイオロン法の第9条だけどな!!





 ※対バイオロン法
第一条 機動刑事ジバンは、いかなる場合でも令状なしに犯人を逮捕することができる
第二条 機動刑事ジバンは、相手がバイオロンと認めた場合、自らの判断で犯人を処罰することができる
第二条補足 場合によっては、 抹殺 することも許される

第五条 人間の信じる心を利用し、悪のために操るバイオロンと認めた場合、自らの判断で処罰する事ができる
第六条 子どもの夢を奪い、その心を傷つけた罪は特に重い

そして

 第九条

機動刑事ジバンは、

あらゆる生命体の平和を破壊する者を、

自らの判断で抹殺することができる!





嗚呼すごいぞジバン
強すぎるぞジバン(権限的な意味で)
なんでもありだぞジバン
もはや「対バイオロン」の領域ですらないぞジバン
やりたい放題だな機動刑事ジバン!


とりわけこの九条が画期的なのは、そこまで曲がりなりにも「対バイオロン」目的の特別法であり認定の裁量があるとはいえバイオロンのみを対象としていた処罰権限が、この九条によって対象を平和(社会)への脅威一般にまで拡大され、明確にバイオロンでない存在に対してもジバンの「平和を破壊する者」という認定があれば抹殺が可能とした点にある。
というか処罰可能→(補足)抹殺も許可、ですらなく平和の敵=抹殺OKって実はバイオロン認定以上にすごいな平和の敵認定!


それでもジバンなら……ジバンならきっと
ダイダロス・ファイヤー!で平和の敵を抹殺してくれる……!!


まあとりあえず中身も含めて「機動刑事ジバン」の成立が一番の問題だけど。






・バイオロン軍団現わる!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4807091


あとなにげにいま改めて聞くと「バイオロン軍団現わる!」の歌詞はあまりにもひどすぎるw
いくらなんでも理不尽なレベルで忌み嫌われすぎててバイオロンが不憫になってくる。